ごあいさつ
平素は偲想をご愛顧賜わり誠にありがとうございます。
私たち偲想の拠点としている東浦町は愛知県西部、知多半島の北東部に位置しており人口は5万人程度の街です。
東にはトヨタグループの主要企業の本社・工場が集まる日本有数の自動車工業都市があり。
西には火力発電所・製油工場・製鉄工場など大規模工業地帯。
南には醸造をはじめとする歴史ある街。
北には幸齢者社会の実現にむけたウェルネスバレーという健康・医療・介護・福祉関連の機関や施設が集積する全国有数の地区。
東浦町の周りの環境から機織の街からベッドタウンに変貌を遂げたのも安易に想像がつきます。
東浦町で日常生活を送っていて周囲に新築の事業所ができたと思えば多くは高齢者施設です。
今後もこの町で暮らしていく上で、この街に貢献できるサービスは何ができるのであろうか?
そんなことを考えていた時に耳にしたお話が「墓じまい」でした。
墓じまいのお話をされていた方は、墓じまいをした後に残るご遺骨の供養の方法を悩まれていました。
調べてみると、ご遺骨は粉骨というご遺骨のパウダー化を行うことでご遺骨の体積が小さくなることなどがわかりました。体積が小さくなることで大きな骨壺から小さな骨壺に納めることができるため手元供養としてご自宅で供養される選択も容易になることもわかりました。
調べていくと散骨をする際にも粉骨は必須であることもわかってきました。
永代供養墓や樹木葬も粉骨を行うことにより小さな骨壺に納めることができるなど、様々な葬送に粉骨というワードが散見されました。
この頃「墓じまい」を生業とされる業者さんは多くはありませんが存在しておりました。しかし、粉骨を生業としている業者さんはインターネットで調べても全国でも数社しかいらっしゃいませんでした。当然この地域には粉骨を行う業者さんは存在しておりませんでした。
そんな環境のなか、私たちは偲想を創業し運営しております。
偲想の粉骨サービスは試行錯誤の結果、辿りついた技法がございます。
「刃物を使用しない粉骨~粉骨謹製~」
粉骨の技法をインターネットなどで調べてみると袋にご遺骨を入れて木づちなどで叩いて粉砕している業者さん。 機械的に粉砕機で粉砕している業者さん。 すり鉢ですり潰している業者さん。手法は業者さんによって様々です。
私たち「偲想」の屋号は「故人を偲び想う」というご遺族の想いを大切にしたいという思いを込めて名付けました。
私たちの粉骨サービスは故人を偲び想う。ご遺族の想いに応えられるように刃物を使用しない粉骨を致します。
勿論、この技法に至るまでの間に私たちも機械的な粉骨も乳鉢での粉骨も経験をしておりますので、その工程も仕上りも経験として把握しております。その上で偲想の選択は「刃物を使用しない粉骨」という結論に至りました。
私たち偲想の粉骨の施工工程は
「乾燥」→「選別」→「刃物を使用しない粉骨」→「殺菌」→「密閉」
の工程を実施しております。 また、受付時から作業工程時にご遺骨を計量いたします。
これは、粉骨によってご遺骨の形が変わってしまうので計量という方法でご遺骨の量を確認しています。
時間と手間をかけて丁寧に粉骨を致しますので、費用がかかってしまうのも確かではあります。
ただ、施工方法と技術には自信をもっております。
ご遺骨は冷蔵庫やテレビなどの消耗家電品と違いますので価値をご理解いただいて、当店のサービスをぜひご利用ください。
ただし、お時間やご予算などに合わせて私たちが過去に培ってきた機械的な粉骨も承ります。
しかし、偲想の経験からのこだわりとして「乾燥」「選別」「粉骨」「殺菌」「密封」の工程の省略は致しませんので「とにかく早く、とにかくお値打ちに粉骨をしたい」という方はご要望を受け入れてくださる他の業者さんへご相談していただいた方がよいかもしれませんね。